お知らせ

2025年1月22日

スペシャルを掲載しました。

2025年1月20日

チケット音声ガイドを掲載しました。

2024年12月27日

みどころ作品紹介を掲載しました。

2024年10月16日

公式サイトがオープンしました。

Gallery

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ヤン・マテイコ
《「スタンチク」のための習作》

1861年、油彩/カンヴァスの上に紙、ワルシャワ国立博物館

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ヤン・マテイコ
《1683年、ウィーンでの対トルコ軍勝利伝達の教皇宛書簡を使者デンホフに手渡すヤン3世ソビェスキ》

1880年、油彩/カンヴァス、クラクフ国立博物館蔵

マテイコはポーランドを代表する画家のひとりとして知られ、ポーランドの歴史的場面を大画面に描いた歴史画を多く残しています。本作の主題は1683年の第2次ウィーン包囲です。ポーランド国王・リトアニア大公のヤン3世ソビェスキはオスマン(トルコ)軍の包囲を撃破し、ヨーロッパに勝利をもたらしました。伝書を使者に渡す国王、戦いを終えた将軍や兵士たちの表情や動きが劇的に表され、習作ながらマテイコの巧みな群衆描写が光る作品です。

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ヤツェク・マルチェフスキ
《画家の霊感》

1897年、油彩/カンヴァス、クラクフ国立博物館

マルチェフスキはクラクフ美術学校でマテイコに学び、ギリシャ神話やポーランドの歴史を題材とした作品を象徴主義的な表現で描きました。また、自画像はもちろん、他のジャンルの絵画にも自らを登場させた作品が多いのも特徴です。本作の左側にもキャンバスに向かう画家自身が描かれます。対する右側の女性像はポーランドの擬人像であるポロニア。憂いを湛えた表情は、ポーランドの置かれた苦しい状況を反映しているかのようです。

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ヤツェク・マルチェフスキ
《白い盛装の自画像》

1914年、油彩/カンヴァス、クラクフ国立博物館

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ヴォイチェフ・ヴァイス
《ケシの花》

1902年、油彩/カンヴァス、クラクフ国立博物館寄託

鮮やかな色彩で神話やポーランドの風景を描き、のちに表現主義に傾倒したヴァイスはグラフィックの分野でも活躍し、ウィーン分離派のメンバーでもありました。ケシの花咲く草原が瑞々しく描かれている一方、その中に描かれた二人の裸の人物は何かを訴えるような、苦しげな表情を見せています。風景画の中に何らかの象徴的モティーフを描きこむ傾向は、〈若きポーランド〉の絵画全体に見られます。鮮やかな花園に一見異様な裸体像が組み合わされた本作はその代表といえるでしょう。

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ユゼフ・メホッフェル
《クラクフ美術友の会建物フリーズ装飾「自然と芸術」のためのデザイン》

1901年、水彩/カンヴァスに糊付けされた紙、クラクフ国立博物館

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ヤン・スタニスワフスキ
《水辺のポプラ》

1900年、油彩/カンヴァス、クラクフ国立博物館

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ユリアン・ファワト
《冬景色》

1915年、油彩/カンヴァス、クラクフ国立博物館

ファワトは特に風景画を得意とした画家で、日本や中国への旅行を通して東洋の芸術も吸収しました。また、マテイコの後任としてクラクフ美術学校の校長に就任し、後進の育成にも力を注ぎました。雪景色はファワトが繰り返し好んで描いた主題のひとつで、広重の浮世絵からの影響も見られます。画面の大部分を占める白い雪には、眩しい太陽光の反射が巧みに表され、ファワトの鋭い自然への観察眼が伺い知れます。

開催概要・アクセス

展覧会名

〈若きポーランド〉―色彩と魂の(うた) 1890-1918

〈Young Poland〉―Polish Art 1890-1918

会場

京都国立近代美術館

The National Museum of Modern Art, Kyoto

〒606-8344 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1

会期

2025年3月25日(火)-6月29日(日)

March 25 – June 29, 2025

開館時間

10時~18時(金曜日は20時まで)

  • ※入館は閉館の30分前まで

休館日

月曜日(ただし5月5日は開館)

主催

京都国立近代美術館、クラクフ国立博物館、NHK京都放送局、NHKエンタープライズ近畿、京都新聞

名誉後援

ポーランド共和国文化・国家遺産大臣

後援

ポーランド共和国外務省、日本外務省

協力

ポーランド広報文化センター

制作協力

NHKプロモーション

京都国立近代美術館[岡崎公園内]

〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町
TEL.075-761-4111


[交通アクセス]

  • 京都市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ、「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前」下車徒歩約5分、「東山二条・岡崎公園口」下車徒歩約10分
  • 地下鉄東西線「東山駅」下車徒歩約10分
  • ※ 当館には駐車場がございません。近隣の有料駐車場をご利用ください。
  • ※ 岡崎公園駐車場をご利用の有料入館者は、駐車場の割引(1台につき1回)を受けられますので駐車券をお持ちの上お越し下さい。
  • ※本展は、ポーランド共和国文化・国家遺産省の助成を受けて実施します。
  • ※本展は、EXPO2025大阪・関西万博ポーランドパビリオン関連イベントの一環として開催します。

ユリアン・ファワト《冬景色》
1915年、油彩/カンヴァス、クラクフ国立博物館蔵

報道関係お問い合わせ

「〈若きポーランド〉-色彩と魂の(うた) 1890-1918」広報事務局(ネネラコ内)

E-MAIL: youngpoland2025@nenelaco.com
TEL.06-6225-7885 / FAX.06-7635-7587

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